こんにちは。
ドラマーの大井一彌です。
木材や金属の胴に薄い樹脂の皮を張った太鼓や、錫だの銅だのが混ざった金属を円盤状にしたものなんかを、叩いたり擦ったりしながらリズムを作る楽器をやっておりまして。
根本的な仕組みは文明以前から何も変わりませんから、実に野蛮極まりない生業だなと思うわけですが、
それでも現代の楽器というのは少しは進歩しているもので、僕が使っているドラムセットも、少しは技術開発された仕掛けが組み込んであると言えます。
ドラムやシンバルは、枚数が違ったり配置が違ったりと、アーティストによって少しずつ変えていますが、電子部分に関してはどこでやっても大体同じ機械を置いています。
スネアやバスドラム、ドラムパッドなどに付けてあるトリガー類のモジュールは、Roland TM6-PROを使っています。
センサーに関しては、RT-30K、RT30HR、KT-10、PD-8、BT-1、SIMMONS SDS-8のパッド、ddrum Chrome Elite
等を主に使っています。
太鼓類のトリガーに関してはRT30-HRで、リムショットのみで発音する設定にする事が多いです。ヘッドのみを叩くゴーストノートにはトリガーしないようにすることで、電子ドラムと生ドラムのコントラストがはっきり出ます。
TM6-PROのラインアウトは、
キック→モノラル
スネア、クラップ等→ステレオ
タム→ステレオ
計5回線でアウトする事が多いです。
トリガーで鳴らすタムの定位を、生ドラムのタムと合わせると、整合性の取れた混ざりになります。
スネア、クラップ等の空間系エフェクトは、かかったものを出力する事の方が多いです
ドラムのモニターとしてYAMAHAのEAD10を使っています。
これ凄くて。バスドラムに装着したマイクトリガーユニットが、ドラムセット全体の音を取り込んで、EQやらコンプレッサーやらリバーブやらを適度な加減にしたものを出力してくれる機械で、音源で鳴っているような整頓されたドラムセットの音をモニターしながら叩ける優れものです。
演奏する会場の広さや材質によって反響の具合が全然違うので、打楽器は特にそのモニターが難しいのですが、これを導入してから、ドラムのモニターセッティングにかかる時間がほぼ無くなりました。ステマみたいになっちゃった笑
音響のプリセットも沢山あって、こちら、その様子の動画です
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モニターに関して
MACKIE MIX5でやってます。
1にクリック、2.3にEAD10のドラム、4.5にPAからのミックス戻し
を貰っています。
ヘッドホンは、SENNHEISER HD26PROを使っています。これが1番良い。
その前は、HD25や、beyerdynamic DT250を使ってました。放送系とか向けのヘッドホンが好みのようです。
あ、最近は譜面をiPadで見るようになりました。でも手書きが好きなので、ベーシックだけ手書きした譜面をスキャンしてiPadに格納して書き込んでます。二度手間だけどなんかこうなっている。
バンドとかサポートの活動ではまだ使ってないけど、polyend percという、MIDIとかCVで動くドラム叩きマシンも使ってます。近々それを使った僕の企画が発表されたりします。
以上僕のドラム演奏まわりに絞った機械モノのご紹介でした。
生ドラムとかハードウェアの紹介もいずれします。
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2021autumn